みおパンのパン

門司港「天然酵母みおパン」のブログ。国産小麦と自家製酵母・ルヴァン種でつくるパンのお店です。

パンと古武術の関係 ~応変~(大東流合気柔術)

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大東流合気柔術 竜巻(たつまき)

 

さて、大東流の四ヶ条には

「呼吸どり」という取りかたがあります。

 

相手から自分の手首等をつかまれ「取られる」のを、

「取らせる」に瞬時変換する技術です。

(その「瞬時」の間に、いろいろ微細なことをほどこして崩しが入ります)

 

その際に、

・相手側はいつも同じようには取ってはこない

・そもそも相手が変われば「間」(ま)も変わる

ので、変化に応じた対応が必要となります。

 

 

変化に応ずる、すなわち「応変」です。

 

 

相手が無機物の据えものならともかく、

いのちある生き物であるなら、つねに変化はしています。

人がジッっと立っているのでさえ、

身体のうちではバランスを取るための微調整が絶えずはたらいています。

 

じっと立っているだけでも内部変化があるならば、

もっと過激で、急激な変化をおこすことだって当然あります。

 

いずれにせよ、即応、応変が必要となります。

 

 

変化に応ずるために、息を静かにして、自然体にしておくこと。

 

これは柔術に限った話でないような気もしています。

パン屋なのでパンの話をしますが、

パンのもととなるパン種の菌たちも生き物なので、

それを見きわめたうえでの応変が必須です。

 

夏は気温があがって発酵スピードがパワフル3倍!ですが、

それでもキチンと向きあっていこうと思います。

※ときどき発酵しすぎで、

グルテン溶かして平べったくなってしまうのは

向き合いようが足りない、ということで申し訳ないです。

 

 

 

門司港のパン屋 天然酵母みおパン

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二十四節気「小暑」とパン

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こよみでは「小暑」のころとなりました。

梅雨があけて、しだいに夏の暑さが始まるころ、だとされています。

 

じっさいは、まとめて大雨がふったり、

かとおもえばカンカン照りになったり。

 

セミがけたたましく鳴きはじめた、

かと思えば、急な雨に身をひそませざるを得ないことも多々あり、

なんだか目まぐるしい感じです。

 

パン種は、この暑さでパワフル3倍!といったところです。

発酵スピードがおそろしく速い!

人間がわも、うおお暑さなんのその!でパワフルに応じていきたいものです!が、

まあムリは禁物でもあります。

 

さて、去年は30度越えが連日連夜つづいて暑かった。

今年ははたしてどうなのでしょう?

 

 

もうすぐ夏がやってきます、というお話です。

 

 

 

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aviciiとEDMとパン、ふたたび (『TIM』)

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avicii(アヴィーチー)こと、

ティム・バーグリングさんがなくなられて1年がたちました。

 

残された楽曲たちを世に出すべく、

aviciiチームの方々が彼の意志をうけついで制作されたのが

今回リリースされたニューアルバム『TIM』(ティム)です。

 

誤解をおそれずあえて言いますが、

aviciiこそがEDMであると、これまで思っていました。

 

で、今回のニューアルバムを聴いて、

はっきりわかりました。

断言いたします。

 

「aviciiこそが、EDMである」と。

 

EDMとは何か?

エレクトロニック・ダンス・ミュージック、

すなわちElectronic Dance Musicの頭文字をつなげて、E・D・Mです。

ド派手な音で五感に訴えかけてくる、

アゲアゲのアゲ天プラだぜ踊れー!オウイエ!みたいな文脈の

音楽ジャンルのひとつです。

(さいきんは強烈な音ばかりってことも無くなりましたが、

 フェスの音とかを聴くと、やっぱりド派手音志向の風潮は

 そこはかとなく感じます)

 

そんな中にあって、

aviciiのEDM楽曲は、さりげないのです。

本アルバムは、とくにその傾向がつよい印象です。

 

まず音色が、ドカドカ押し入ってくるような雰囲気ではない。

「じゃーおとなしいのか?おとなしくて何がEDMぞ!」と言うなかれ、で

音は体感的であるのです。

しなやかで、芯がある音色であるからこそです。

 

音数も、平均的~ひかえめです。

ひかえめな音のスキマから、

 栄光と誇り

 苦悩と葛藤

 自信

 狂気

 平穏

など、もろもろの感情が、垣間見てとれるようです。

人生の喜怒哀楽を紡ぎあげてつくった文学作品のようでもある、と感じています。

 

曲の背後には、そんな悲喜こもごもが

怒涛のごとくひしめいているのですが、

あくまで「さりげない」です。

たとえば収録曲のひとつである『Heaven』を聴いてると、

人間の強さ・弱さ・尊厳・どうしようもなさ、

それらを人間の業(ごう)として、ひっくるめたうえで、肯定する、

さりげない優しさにあふれていることに気が付きます。

これは、人間賛歌です。

 

 

体感的でもあり、情感にもあふれていて、

それが混然一体となり降りそそいでくる。

このような、すばらしいEDMアルバム作品を聴けて

今回うれしかったのです。

 

当店で出すパンも、そんなaviciiの楽曲のごとく

さりげなくありつつも人間賛歌をうたうものでありたいと

憧れをいだいてます。

 

 

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ティム(通常盤)

ティム(通常盤)

 

  

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