みおパンのパン

門司港「天然酵母みおパン」のブログ。国産小麦と自家製酵母・ルヴァン種でつくるパンのお店です。

aviciiとEDMとパン、ふたたび (『TIM』)

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avicii(アヴィーチー)こと、

ティム・バーグリングさんがなくなられて1年がたちました。

 

残された楽曲たちを世に出すべく、

aviciiチームの方々が彼の意志をうけついで制作されたのが

今回リリースされたニューアルバム『TIM』(ティム)です。

 

誤解をおそれずあえて言いますが、

aviciiこそがEDMであると、これまで思っていました。

 

で、今回のニューアルバムを聴いて、

はっきりわかりました。

断言いたします。

 

「aviciiこそが、EDMである」と。

 

EDMとは何か?

エレクトロニック・ダンス・ミュージック、

すなわちElectronic Dance Musicの頭文字をつなげて、E・D・Mです。

ド派手な音で五感に訴えかけてくる、

アゲアゲのアゲ天プラだぜ踊れー!オウイエ!みたいな文脈の

音楽ジャンルのひとつです。

(さいきんは強烈な音ばかりってことも無くなりましたが、

 フェスの音とかを聴くと、やっぱりド派手音志向の風潮は

 そこはかとなく感じます)

 

そんな中にあって、

aviciiのEDM楽曲は、さりげないのです。

本アルバムは、とくにその傾向がつよい印象です。

 

まず音色が、ドカドカ押し入ってくるような雰囲気ではない。

「じゃーおとなしいのか?おとなしくて何がEDMぞ!」と言うなかれ、で

音は体感的であるのです。

しなやかで、芯がある音色であるからこそです。

 

音数も、平均的~ひかえめです。

ひかえめな音のスキマから、

 栄光と誇り

 苦悩と葛藤

 自信

 狂気

 平穏

など、もろもろの感情が、垣間見てとれるようです。

人生の喜怒哀楽を紡ぎあげてつくった文学作品のようでもある、と感じています。

 

曲の背後には、そんな悲喜こもごもが

怒涛のごとくひしめいているのですが、

あくまで「さりげない」です。

たとえば収録曲のひとつである『Heaven』を聴いてると、

人間の強さ・弱さ・尊厳・どうしようもなさ、

それらを人間の業(ごう)として、ひっくるめたうえで、肯定する、

さりげない優しさにあふれていることに気が付きます。

これは、人間賛歌です。

 

 

体感的でもあり、情感にもあふれていて、

それが混然一体となり降りそそいでくる。

このような、すばらしいEDMアルバム作品を聴けて

今回うれしかったのです。

 

当店で出すパンも、そんなaviciiの楽曲のごとく

さりげなくありつつも人間賛歌をうたうものでありたいと

憧れをいだいてます。

 

 

門司港のパン屋 天然酵母みおパン

Webショップcreema」(クリーマ) からパンをご覧いただけます。

  

ティム(通常盤)

ティム(通常盤)

 

  

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